日本ではGoogleやYahoo!が有名ですが、中国では海外のサーチエンジンはアクセスができないように、GFWによってブロックされています。中国政府は現地のIT企業を守る政策があり、その影響で検索エンジンシェアの上位はすべて中国企業が独占しています。
そのトップが百度です。Alexa Web調べではトラフィックは世界で4番目に多いサイトとなっています。2015年頃までは百度が80%以上のシェアを持っていましたが、この数年他社の追い上げによって、現在では表のようにシェアがばらつき始めました。
しかし、それぞれの検索エンジンは違う分野でシェアを勝ち取っているがゆえに、それを理解した上でSEOを行うとより一層効果が期待できます。
2001年に検索事業をスタートし、中国のGoogleと呼ばれいる。中国検索エンジントップシェアを持ち、中国でSEOを制する上で欠かせない検索エンジン。近年はAI検索に力をいれていて、検索結果の正確性はアップしています。2018年には動画検索にシフトチェンジしていくと発表しています。
百度にWebサイトを登録する方法とは
適したコンテンツ:医療以外全般
中国語入力ソフトで70.4%のシェアを持っています(百度のシェアは11.7%)。PCとスマホの両方でトップの座維持しています。入力ソフトからそのままチャットで必要な画像や情報を検索できることから人気を博しています。
これから医療、翻訳、法律方面で力を伸ばすことを発表。
適したコンテンツ:医療、法律
アリババグループが作った検索エンジン。スマホのブラウザシェアでトップに君臨していたUC Browserを買収した後、標準検索エンジンを百度から神馬に変えることで一気にシェアを拡大しました。
タオバオとの相性が良く、さらにスマホAPPが使い易いという評判で、2018年から大きくシェアを伸ばしています。後アリババグループが買収した小説サイトや映画評論サイトとのコラボ評価され、多くの若者が愛用していています。
適したコンテンツ:EC物販、映画、小説
中国検索エンジンランキングとは?
セキュリティーソフトでトップシェアを持っている中国企業が作った検索エンジンで、安全安心を全面に打ち出している。子供を有害な情報から守れるという面において、親たちが好んで標準の検索エンジンや標準のブラウザとして設定しています。
さらに銀行やFXサービスへのログインに360のブラウザを使うように薦めている銀行も少なくないようです。
適したコンテンツ:教育、子供向けサービス、金融
百度は自社のサービスを優先的に表示します。
例:百度掲示板、百度旅行など
2番目に優先表示されるのは中国にサーバーがあるサイトです。3番目が香港サーバーとなります。一番不利なので、日本とアメリカとなります。
もちろん上位に表示されるのは他にもコンテンツの内容やキーワードのマッチングなどがあります。中国政府の管理下にある百度はサーバーの在地かなりのウェイトで重視します。
百度のサーバー在地に対する優先順位
百度自社サービス >中国サーバ >香港サーバ >外国サーバ (日本、台湾etc)
中国全土に最適化したパルの香港サーバーは
中華圏のSEO効果と表示スピードに優れています。
ベトナムやインドからもFTP接続確認済みで、
中華圏向けにホームページやECサイトを制作・展開するには
サーバー所在地の地理的に最適です。
台湾・香港では日本と同じく、検索エンジンのトップシェアはGoogleです。
(約80~90%のシェア)一部ユーザーではYahoo!が利用されています。
したがって、日本と同じ感覚でリスティング広告やディスプレイ広告を運用可能で、
集客効果も見込めます。
中華圏のGoogleでSEO対策するには、コンテンツ量が重視されているため、
ブロガーを起用したコンテンツマーケティングが最適とされています。
また、SEO対策に限らずFacebookやInstagram、Youtubeを活用した
KOLインフルエンサーマーケティングも有効で、サービス内容により有効な
プロモーション施策は変わってきます。
弊社の中国SEOは百度を最優先にした施策だけではなく、
他のサーチエンジンから流入があるように施策いたします。
そうすることでより広い客層に届けることができる上、百度のシェアが落ちてもPV数が影響されることはありません。
ぜひ一度ご相談ください。