今、中国ではキャンプブームが起きつつあります。
そこで、どんなキャンプが好まれているのかお伝えします。
日本でも娯楽の一つとして人気のキャンプですが、中国でもキャンプの人気が急激に高くなっています。国慶節の連休中には、観光名所だけでなくキャンプ場にも大勢の人々でにぎわっていたようです。
ブームの始まりは昨年でした。現地企業は盛り上がりを見せているのでしょうか?
どんな人がキャンプを楽しんでいるのでしょうか?どんなキャンプ道具に人気があるのでしょうか?
越境ECのヒントとしてどうぞご活用ください。
本格的にブームが始まったのは昨年のコロナ流行中に始まりました。都会の人混みから離れ自然と触れ合い、心をいやすために人の少ない郊外へ出向くのです。
中国で人気のSNS「小紅書」では“露营”(キャンプ)の検索数が大きく増えています。2021年7月の検索数は前年の7月に比べて2.86倍にも上ります。
また、キャンプをキーワードに投稿されたコメントは前年比3倍以上になりました。それだけ多くの人が注目し、実際に野外に出かけキャンプしているということです。このように小紅書ではキャンプ系ブロガーが急増しており人気が出ていることを示唆しています。
また、天眼查数のデータによると中国のキャンプ関連企業の6割は2020年以降に設立されています。2020年には8,700社以上が増加し、さらに今年は14,000社以上増えており需要が急激に伸びていることがわかります。
ただし、急激にキャンプ人口が増えたため、キャンプサイトのインフラ整備が間に合わないという現状もあります。しかし、インフラ整備が間に合わないほど需要があるということは、今後キャンプ業界には伸びしろがありさらなる躍進を期待できるということです。そのため起業家たちは今後の需要を見越して動き始めています。
車中泊に特化したキャンプ場を開発したり、女性キャンパーをメインターゲットに施設を建設している企業があるようです。
このように成長期にあるキャンプ業界なので、今後新たにキャンプを始める層、すでにキャンプを行っている層に向けてのキャンプギアの需要は高まることでしょう。
キャンプと一言で言っても、様々なジャンルがあります。バックパックにすべてを詰め込むスタイルから、キャンピングカーを用いたものまで様々です。
そのため、キャンプのスタイルや目的によって必要な道具は多岐にわたります。
一人のキャンパーは、七年前にキャンプを始めました。最初はバックパックでのキャンプを楽しんでいました。そのため使用する道具はシンプルで軽いものを好んで使用していました。そこから装備を充実させるためキャンプについて多くのことを学びました。結果、キャンプにドはまりし欲しい道具を購入するために海外のブランドから取り寄せるほどになりました。
たくさんのキャンプ道具を集めたそのキャンパーは言います「キャンプは落とし穴であり、落とし穴に入った後は、たとえモノがすでに十分であっても、より精密な機能を持ったものや、新しいもの、優れたものに惹かれ、調べては買うということを繰り返します。」
日本では、“キャンプ沼に嵌る”と表現するまさにその状態です。
キャンプ沼に嵌った消費者がこれから増え続けていくならば、日本の成熟したキャンプ市場で揉まれたキャンプ道具は大いに重宝されるのではないでしょうか。今後の成長に期待が高まります。
中国では、キャンプブームが起きており、今後需要が増えていくものと考えられます。そんな中で高品質な製品が求められることでしょう。日本のキャンプ市場は成熟しており彼らの求める商品もそろえることが出来ます。ミニマムキャンパー向けの軽量コンパクトな道具からキャンピングカー向けの設備まで。しかも毎年新製品が生み出されキャンパー達を魅了しています。その製品が中国で愛用される日もそう遠い日ではないのかもしれません。
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※この記事は許可を得て翻訳編集加筆のうえ転載しております。転載元は自深燃(ID:shenrancaijing)です。
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