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今最も熱い中国のスタートアップ企業
伸びている10社

コロナ禍にある今でもGDPのプラス成長を続ける中国。その中でも特に注目されている
10社をご紹介いたします。

    今、中国で注目されているスターアップ企業の資金調達の事例をご紹介いたします。
    どの投資ラウンドで、どれほどの資金が調達されたのか各企業の可能性をご覧ください。

    以下の資金調達ラウンドを参考にご覧ください。

    1. 赋之科技(ロボット/深セン) 

    【最新の資金調達】

    2021年6月9日、シリーズAラウンドにて
    数千万人民元(数億円)を調達。 

    【主要投資家】

    龙湖资本 , 红杉资本、九合创投、香港创新及科技基金、Beyond Venture 

      https://enabot.com/

    同社は技術の進歩と製品化を積極的に推進するインテリジェントロボット企業です。

    同社のコアチームは長年にわたりロボット工学の分野に深く関与しており、消費者向けのロボット製品の設計、開発、製品化に関する豊富な経験を持ち、業界の豊富なバックグラウンドリソースを持っています。

    このeboは家庭用小型ロボットで、生きているような動き、音、デジタルアニメーションの組み合わせを利用して、よりリアルなインタラクションを実現する自律型のスマートロボットです。回転したり踊りながら、Wi-Fi接続と内蔵の1080pHDカメラを使用して写真やビデオを録画したり、ライブストリーミングをしたり、近くの人とチャットしたりできます。

    猫のために特化したロボットでもあり、リモートで使用できる低出力レーザーが内蔵されている。どこにいても電話を使って猫と遊んだり、話しかけたり、健康状態を監視または記録したりできます。 

    2. 杉数科技(AI/北京)

    【最新の資金調達】

    2021年6月9日、シリーズCラウンドにて
    2億人民元(約34億円)を調達。2016 年 の中国のビッグデータ企業でエンジェルラウンドで受けた評価と資金調達を行った企業としては最大の規模を誇っている。 

    【主要投資家】

    中银国际、天任投资、万科集团、联想创投、将门创投、高达投资、北极光创投、
    真格基金 

      https://www.shanshu.ai/

    同社は、小売、物流、および製造業界の企業に技術サービス(Saas)を提供することによって、生産、倉庫、流通、販売などのビジネスシナリオにおける問題を解決し、データから意思決定への手助けをしています。

    例えば物流業界でいうと、需要予測、輸送の最適化、収益管理、スマートな場所の選択などのソリューションを物流業界に提供し、企業が直面する高い輸送コストや不十分なスケジューリングやインテリジェンスなどの問題を解決します。

    2016 年 12 月には、中国で最も有望なスタートアップ企業として、その年のダークホースとその年の人工知能イノベーションTOP50 を受賞しました。

    3. 碳中宝Carbonbase(FinTech/香港&上海) 

    【最新の資金調達】

    2021年6月10日、エンジェルラウンドにて
    数百万USドルを調達。 

    【主要投資家】

    亚伯拉罕基金 , Jaan Tallinn , 华岩资本 

      同社は2020年に設立され、上海と香港で登録されている。FinTechを駆使しカーボン排出管理、カーボンニュートラル、グリーンファイナンスに重点を置いた会社です。

      サービス内容は3つあり、1つ目は同社の主な事業でもある炭素管理を行うSaasシステムで、炭素排出源と分布を診断し、正確な企業炭素会計を実施するためのワンストップ炭素計算サービスです。

      2つ目はグリーンファイナンスとして、上場時にサービスが環境にどれぐらい被害をもたらしてるかを計算したり、発表してくれるサービスです。

      3つ目は個人のためのカーボンフットプリント計算を提供しています。(現在香港の個人財務管理アプリケーションPlantoと協力して、アプリケーションを共同開発中)

      中国は2021年カーボンピークが2030年に到達し、2060年にカーボンニュートラルを達成するという目標を発表。カーボンニュートラルは話題になっています。 

      4. EcoFlow(ハードウェア/深セン)

      【最新の資金調達】

      2021年6月10日、シリーズBラウンドにて
      1億USドル(109億円)を調達。クラウドファンディングも盛んである。 

      【主要投資家】

      红杉资本、高瓴创投、中金佳成、金鹏佳控股、广州亿合投资、微禾投资、北京桑海汇通、ESID、 飞毛斯集团、Chunjia Assets、Delian Capital、广州鹏辉能源、德联资本、春珈资产 

        同社は、エネルギー貯蔵製品の研究開発と販売に重点を置いて2017年に設立され、家庭用のグローバルなエネルギー貯蔵ブランドの構築に取り組んでいます。

        主力製品であるEF DELTAはX-STREAMを介して最大1200ワットの充電電力を実現できます。また急速充電技術によって、他社ブランドは7時間かかるが同社の製品は1時間で80%のフル充電、2時間未満でフル充電、最大1800ワットの高出力が可能です。

        同社の製品はアメリカのクラウドファンディングプラットフォームのトップリストを更新。最近日本の有名なクラウドファンディングサイトであるMakuakeの売上高が 5 億円を超え、Makuakeの歴史的な売上高が更新されました。 

        5. 永璞咖啡(フード/深セン)

        【最新の資金調達】

        2021年6月11日、シリーズA+ラウンドにて5000万元(約54億円)を調達。 

        【主要投資家】

        众源资本、麦星投资、昕先资本、亲亲(中国)投资有限公司、宽窄创投、金鼎资本 

          同社はイヤードリップコーヒーブランドで、ターゲットユーザーは22〜30歳の女性です。

          すべてのコーヒー製品の原材料は、標高1200メートルの敷地内で生産されたコーヒー豆から選択され、品質を確保するために永璞咖啡は5日以内にローストされたコーヒーのみを販売しています。

          2017年には持ち運び可能なコールドブリューコーヒーを発売。すべての人が簡単においしいコーヒーを飲むことができることを望んでおり、スローガンは「おいしいコーヒーのためだけに」です。 

          6. 芯启源(RF/湖州)

          【最新の資金調達】

          2021年6月11日、プレシリーズA++ラウンドにて数億人民元(十何億円)を調達。

          【主要投資家】

          银润资本、和利资本 , 软银中国资本 浦东科创 晶晨半导体  海纳亚洲 熠美投资 

            技術開発、半導体技術および電子製品の分野における技術コンサルティングおよび技術サービス、コンピューターソフトウェア、半導体チップ、電子部品の研究開発の製造および販売を行っています。

            企業と協力し、プロジェクトの開始時に市場投入までの時間を短縮しながら、コストを最小限に抑える為のシステムプラン提案や製品テストも行います。

            主要投資家は和利资本など(20年以上にわたって半導体株式投資に深く関わり、数十億ドル近くを投資。 投資先の半数は上場または売却に成功。台湾の半導体市場トップシェアを誇るCSMC、UMCも支持。)

            7. 乐体控(健康食品/上海) 

            【最新の資金調達】

            2021年6月12日、シリーズAラウンドにて1億人民元弱(約15億円)を調達。 

            【主要投資家】

            天图投资、红杉资本, 不二资本 创新工场 渶策资本 

              近年の食文化の欧米化に伴う食物繊維摂取量の減少に目を向け、高食物繊維にフォーカスした食品ブランドを販売しています。

              現在、学生~20代にかけて若い層を中心に注目を集めています。主な商品は栄養ドリンクと飲料粉末。低カロリー、低糖質市場の急速な成長にのり、設立から2年も経たないうちに大手の有名な投資機関から支持を受けています。(例:天图投资 不二资本)

              “-糖,繊維+”をモットーに、人工甘味料(免疫力低下や生活習慣病リスクを高める)の認知増加により、今後の市場成長見込みは未知数。 

              8. 瑞科生物 (医療/泰州)

              【最新の資金調達】

              2021年6月12日、シリーズCラウンドにて約10億人民元(約170億円)を調達。 

              【主要投資家】

              清池资本 , 淡马锡  祥峰投资 , SagePartners , 博裕资本 , 易方达资本 , Valliance 

                再生医療・遺伝子治療の領域において、製薬企業の技術開発や臨床試験を支持するアイロムグループ(日)の子会社です。

                現在、HPVワクチン、組換え帯状疱疹ウイルスワクチン、結核ワクチンなど複数の製品ラインを持っています。

                中国の投資機関以外に米カンザス州のSagePartnersやワクチン提供販売を行う伊Valliance等からも資金調達しています。 

                9. 字节方舟科技(IT/杭州)


                【最新の資金調達】

                2021年6月12日、戦略投資で2000万人民元(約3億5000万円)を調達。

                【主要投資家】

                捷创资本の独占投資 

                  中国電信や中国聯通など大手とも提携するテクノロジー会社です。

                  チームの70%以上は専門家、上級ITエンジニア、ハードウェアエンジニアなど最前線の技術者によって形成されています。

                  ソフトウェア研究開発ハイテク企業であり、企業に優れたパフォーマンスと優れたコストのエッジコンピューティング(従来のIoTに変わる新システム)を提供します。 

                  10. 醉鹅娘(酒/北京)

                  【最新の資金調達】

                  2021年6月12日、シリーズAラウンドにて1000万人民元(約1億7000万円)を調達。 

                  【主要投資家】

                  沣途资本 

                    中国で若者をターゲットに急成長している赤ワインとレジャーワインのオンラインブランドです。

                    独自のチャネル(集客するための媒体や販売ルートのこと)を通じて、若者が愛する人気の飲料製品を調査し、国際市場でクラシックでトレンディな製品を販売しています。

                    近年スターバックス、アディダス、BMWなどの大手ブランドとの提携も行っており、今後のさらなる発展にも期待できます。 

                    まとめ

                    今回の記事では、中国のスタートアップ企業10社をご紹介いたしました。
                    各企業が様々な分野で資金調達を行っている様子を知ることが出来ました。コロナ禍にあっても成長を続ける中国企業の可能性に今後も期待できそうです。

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