中国のキャンプ市場が爆発的に拡大中!

中国ではキャンプブームが起こっており、「小紅書」というSNSではキャンプ関連の投稿が2020年には前年比271%、2021年には前年比1116%も増加しました。またCCTVによると、今年の五月の祝日にはキャンプ関連用品の予約数が昨年の三倍に達したようです。

目次

・熱気を帯びる中国のキャンプ市場

・主なキャンプを楽しむ層

・キャンプ飯を楽しむ

・京東で「日本 露营」検索

・まとめ

熱気を帯びる中国のキャンプ市場

2020年は中国のキャンプ元年といわれるほど、非常に大きな注目を集めました。
一方でコロナの影響で外出制限を受けストレスをためる人々も多くいたようです。そこで、人との距離感を保ち、自然の中でストレスを解放できるキャンプに人気が集まりました。

艾媒资讯によると2021年の中国キャンプ経済の市場規模は3812億3000万元(約7兆5815億円)、前年比成長率58.5%に達すると見込まれています。

一方、中国内のキャンプブランドの発展やキャンプ場建設により、2020年以降にキャンプ産業が爆発的に発展してきました。 艾媒资讯のデータによると、2014年から2021年にかけて、中国内のキャンプ場市場規模は77.1億元(約1533億円)から299億元(約5946億円)に急増し、2022年には18.6%の成長率で市場規模が354億6000万元(約7051億円)に達すると予測されています。

中国におけるキャンプ産業は20年前から発展してきましたが、キャンプのスタイルであるグランピングが流行したのは2020年で、2021年に「小紅書」に代表されるSNSの普及により成長し2022年に爆発的に流行しました。

小猪民宿によると、2022年の最初の4ヶ月間、「キャンプ」のキーワードの検索は前年比348%増加し、少なくとも30%の消費者が五月の連休の際にグランピングに2000元以上(約4万円)使いました。また、タオバオライブのデータによると、2022年のタオバオライブのキャンプカテゴリー全体のGMVは前年比70%増加し、単価は前年比34%増加しました。 

キャンプ

主なキャンプを楽しむ層

主な客層は新中間層と呼ばれる大都市圏に住む若い世代が多いようです。消費者の意思決定者は女性、90年代以降と00年代以降では若い観光客や親子連れが主な勢力となっているのです。

马蜂窝による「キャンプ品質調査報告書2022」によると、中国内のキャンプ消費における主な意思決定者は女性であることがわかりました。 また、年齢分布では、2021年のキャンプ消費者のうち、00代以降と90代以降の若い観光客が43%を占めます。

この層の観光客は、新しいものや流行を体験することに熱心で、都市の風景から自然の風景への切り替えを楽しみます。また、80代以降の来場者が44%を占め、この年代は子どものために新しい体験や教育を重視した親子観光が主流で、ファミリーキャンプを通じて、親子のきずなを深めたり、心身のリラックスを両立させることに注意を向けています。

キャンプを楽しむ人々の住んでいる都市分布を見ると、新一級都市(成都、杭州、重慶など近年急成長している都市)が39%、一級都市が35%を占め、キャンプ訪問者の主要グループを構成しています。

北京、成都、上海、広州がトップ4で、合わせて訪問者の30%以上を占めています。 この層は、キャンプを通じて洗練されたライフスタイルの追求や精神的な満足感、充足感を得ることでき、かつキャンプにかかる費用を支える十分な経済的余裕を持っているのです。 

キャンプ飯を楽しむ

キャンプの醍醐味と言えば、自然と触れ合い心身ともにリフレッシュすることですが食べることもその一つです。レストランや自宅とは違う環境で、違う道具を使って調理します。不便な中でいかに簡単においしく食事を準備できるか腕の見せ所です。

日本の食品メーカーが出しているキャンプでおいしく食べられる缶詰や常温保存食品は中国でも注目されています。例えば、K&K CANPの達人や日本ハムの常温保存ソーセージ、ベーコン、ハムブロックはクーラーボックスなどの大きな道具を必要としないので、ミニマムキャンパーやソロキャンパーの関心を集めています。

中国のキャンプに関する記事の中で、日本のメーカーの食材が取り上げられていることから、日本のキャンプスタイルに関心のある層が一定数いることをうかがい知ることが出来ます。

中国のキャンプに関する記事を見ていると、比較対象として、よくアメリカと日本が取り上げられます。特に食に関しては、同じ米食文化ということもあり注目されているのかもしれません。 

京東で「日本 露营」検索

京東で「日本 キャンプ」と検索してみると日本のメーカー製キャンプ道具が大量に出てきます。コンパクトでありながら機能性も高い日本メーカの道具はキャンパーにとって魅力的な道具に写ることでしょう。

京東キャンプ

スノーピーク、SOTO、DODなど日本の有名メーカーの商品が数多く出品されています。それだけ注目を集めており、需要があるということでしょう。

今後、中国のキャンプ市場が成長し、キャンプ人口が増えてくるとますます日本のキャンプ道具に関心が集まることでしょう。 

まとめ

中国では、キャンプ市場が成長を続けており2021年の市場規模は7兆5800億円に上ると予想されています。
日本のキャンプ市場への関心は高く、グランピングや食事など様々な分野で注目を集めています。

同じアジア圏ということで食や文化で似た部分があることが一つの理由として考えられます。キャンプ道具に関してもコンパクトで機能性の高いことが関心を引く一つの原因と言えるでしょう。

今後も、成長を続けることが予想される中国のキャンプ市場に期待が高まります。 

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