中国の化粧品輸入量が八年ぶりに減少!?その理由とは?

中国では毎年化粧品の輸入量は増加し続けていましたが、2022年1-5月の輸入額が八年ぶりに減少へと転じました。中国税関の発表によるとすべての輸入品の総額は7.1兆元で前年同時期比+4.7%でした。しかし、輸入化粧品に関しては、前年同時期比-6.6%になりました。その理由について考察します。

目次

・2022年初頭に中国でコロナが再拡大しロックダウンした影響

・新しい規制

・中国国内メーカーの台頭

・まとめ

原因を探る

2022年初頭に中国でコロナが再拡大しロックダウンした影響

中国では2022年初頭コロナが再拡大した影響でロックダウンする都市が相次ぎました。そのため販売店も一時的に閉鎖され、さらに供給にも影響が出たために売り上げが下がったものと考えられます。

コロナの影響は多岐にわたり、原材料の供給にも影響が出たため原材料費が高騰したことも原因の一つでしょう。
また、長引くコロナの影響が購買力の低下につながったことも、海外からの化粧品の輸入量が減った一つの要因と思われます。 

新しい規制

2022年5月1日以降、登録または出願を申請する化粧品は、「化粧品表示管理措置」の規定および要件に準拠しなければならないと述べました。

また、「化粧品の登録および提出に関する行政措置」によれば、登録者または提出者が海外にいる場合は、中国国内の企業法人を中国国内責任者として指定する必要があります。 したがって、外国のブランドは国内の責任者をどのように選ぶかを判断し、そのための期間が必要になるため、出願の進行を遅らせるでしょう。

「同時に、「化粧品登録および届出情報の管理に関する規則」および「化粧品の効能効果の評価に関する規則」の要件により、新製品の輸入の進捗が遅れています。 

中国国内メーカーの台頭

別の記事でも触れていますが、中国国内の企業は年々技術力を上げてきており、品質の高い化粧品を日本製や他の海外製の同品質のものより安く販売しています。

化粧品に含まれる有効成分や、使用する原材料を天然由来のものを使用したりと、消費者の趣向に合わせる形で日々研究開発が行われているようです。

弊社で実際にあった例を一つご紹介します。弊社では化粧品を扱う際は、中国で必ずマーケティング調査を行います。その際パートナー会社に売れる見込みがあるか意見を聞くことがあります。

その際、日本で人気がありよく売れている商品であっても、ありきたりな商品の場合は「うちでは扱いたくないな」という返答が帰ってくることがあります。なぜなら中国製の同等品が安く手に入るからです。

日本製というだけでは売れないのが現状です。しかし裏を返せば、セールスポイントが明確にある商品であれば、多少値は張っても売れるということです。

例えば、まだ中国で注目されていない有効成分を使用した商品ですと、その部分をセールスポイントとしてプロモーションを行うことが出来ます。 

化粧品

まとめ

今年に入り、中国での化粧品の輸入量は前年同時期比-6.6%減少しました。その原因として複合的な要因があります。コロナの影響で供給網に問題が生じ原材料費が高騰したりと様々な影響が出ています。

更に、新しい規制により化粧品を輸入する手続きが煩雑になったことも原因の一つと考えられます。

そして、中国国内メーカーの商品力が向上し輸入品と同品質のものが安く購入できるようになったことも要因の一つと言えるでしょう。対策としては、セールスポイントを明確にしプロモーションを行うことで解決できます。

いずれにしても、コロナの影響が大きく一時的なものと考えられますが中国メーカーの進歩には目を見張るものがあります。そのため、商品の差別化を図り中国での地位を確立することが成功への近道になるでしょう。

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